言語学習の原則!ネイティブになるメカニズム
英語をネイティブ並に習得するメカニズム!
脳機能学者の苫米地英人さん著の『英語は逆から学べ!』では、私達がネイティブ・スピーカー並に英語を使いこなすためには、徹底して日本語を抑え、脳を英語漬けにした上で、とにかく音に意識をフォーカスし、耳と口からアプローチしていく必要があるそうです。
これは、赤ちゃんが言語ネットワークを構築する流れだからです。
人間が言語を習得するメカニズムは、最初にまず音をとにかく聞き、視覚からその単語が使われている場面やイメージを記憶します。そして、その記憶とその音(単語)をリンクさせ、無意識のうちに脳に定着します。
身につけた単語や文は、口で何回も練習します。
その時に脳に備わっている調整システムが徐々に文法などを修正していってくれるのです。
英語を日本語で学ぶべからず!!
言語習得の限界年齢は、8〜13歳で、人間は一度定着した言語を固定化してしまうことから、日本語の言語野の範囲内で英語を学んでも決して英語脳にはなることが出来ない。
日本語を使いながら学ぶと、日本語の言語野が活性化し、脳の別の領域に英語のネットワークを構築する作業が阻害されてしまうからです。
例えば、日本の教育では、英語を日本語で学んでいますね。日本語で授業をして、日本語に翻訳する。これは明治時代からの言語統語論を元にした教育ですが、最新の研究ではこれでは言語を習得することが不可能だと証明されています。
日本人が小学校から英語を学んでいるのに、英語が出来ないのは、そのためです。
英語をネイティブ並に使いこなせるようになるためには、一切日本語を使わず、抑える必要があり、単語や文法を英語で学ぶなんてもってのほかなのです。
バイリンガルには二重人格が多い
その理由は、日本語とは別の領域に英語の領域が作られているため。いわゆる英語脳。
脳が新しく作られているわけだから、当然人格や性格、経験なども異なるので、二重人格が出来上がる。
ネイティブになる方法
学習する前には必ず、リラックスした状態を作り、英語を使っているリアルな自分の臨場感を高めていく。臨場感を高めることで知識習得率が飛躍的に向上するため。
①英語で考え、英語で生活する。徹底的に日本語を抑える。日本語が思い浮かぶなんてもってのほか!!
②単語は、五感を使ってリアルなイメージを膨らませ、次々と連想させていく
③英語の音をとことん意識して聞く。視覚からの情報がある英語のドラマが良い。
英語の言語領域の臨場感を上げるためである。
④日本語を一切使わないが、言語じゃないイメージをリンクさせる