経済の歴史(アダムスミス『国富論』)
経済史
18世紀、古典派経済学
アダムスミス『国富論』(近代経済学の父)
・見えざる手
・自由放任主義
・道徳感情論;人は自分の利益のみ考えて行動しているのに、なぜ秩序が保たれているのか?⇒『同感』という感情がブレーキをかけている。
『国富論』(富とは何??)
“富とは、国民の労働で生産される必需品と便益品”
輸出して得た貴金属で輸入して、消費財を消費するのも人を豊かにさせる。⇒重商主義(貴金属こそ富で輸出のみが豊かにする)を批判
つまり、富を増やすには、海外と自由な貿易と国内の自由な経済活動が必要。
具体的な方法(アダムスミス考案)
・分業することで生産性増⇒人の利己心がエネルギーで価格も変わる。『見えざる手』で上手く経済が回る。
『見えざる手』で勝手に動くが、国は放っておくのか?
⇒政府は最小限のことのみで良いが、ほっとくと勝手に市場が失敗してしまうことがある。
≪政府の最小限の役割≫
①国防②公共施設の整備③司法行政
≪市場の失敗≫
②外部性;住民が経済活動できなくなる。有害物質垂れ流しなど
③情報の非対称性;売る側と買う側の情報格差は、しっかりした会社が潰れて資源の最適配分にならない。