PCの基礎的な仕組みと構造
・ハードウェア
装置や物。目で見て、手で触れることができる(本体やキーボードなど)
・ソフトウェア
プログラムやデータ、内容、中身。HDやCDROMなどに記録されている
【ソフトウェア(OSとアプリケーション)】
⇒OSとアプリケーションの2つに分類できる。
①OS(operating system)
PCを使うための土台であり、正しく動作させるための基本ソフト。実際に行う全ての動作に関わり、各装置を管理、監視をする。(windows,Mac OSなど)
②アプリケーション
OS上で実際に実行されるプログラムのこと。(word,Excelなど)
(例)wordで印刷する際に、アプリケーションの『印刷』ボタンは、OSの印刷機能を呼び出すボタンに過ぎず、印刷機能を提供するのはOS。
アプリケーションは、OS上で実行されるので複数同時に実行できるが、OSは複数同時に実行できない。また、アプリケーションは、OS上で実行されるので、OSが違うと実行できない。
※違うOSでも互換性がある場合は、実行できる。
【内部構造】(デスクトップ)
・CPU⇒中央演算装置(頭脳)
・放熱板⇒CPUに取り付け、CPUの熱を発散する
・メモリ⇒CPUが計算する時のデータを一時的に保存する(作業机)
・HDD⇒OSやApp,データを保存する(倉庫)
・CD-ROMD⇒CDROMのデータを読み込む装置
・グラフィックカード⇒CPUの計算結果をdisplayに反映させるカード状装置
・マザーボード⇒PCを構成する全ての部品が取り付けられる主基板
・接続ケーブル⇒HDD、CD-ROMDなどをマザーボードに接続するもの
・電源ユニット⇒各パーツに電源を送る
【コンピュータの5大要素】
入力装置、記憶装置、制御装置、演算装置、出力装置
・入力装置⇒あらゆるデータを外部から取り込む装置(目や耳)
・記憶装置⇒主記憶装置と補助記憶装置に分類
①主記憶装置;処理装置=CPU(制御装置と演算装置)で使うプログラムやデータを一時的に保存する場所(メインメモリ)
②補助記憶装置;主記憶装置をサポートするもの。HDDや光ディスクドライブなど
・制御装置⇒主記憶装置のプログラムに従って、他の装置を制御するもの(指令塔、神経)
・演算装置⇒演算に必要なデータを主記憶装置から読み取り、結果を再び戻す
・出力装置⇒データや処理の結果を外部に出す部分。displayやプリンタなど(口や手足)
【PCの起動までの流れ】
電源を入れる
①CPUは、BIOS ROMの中のプログラムを読み込んで実行する
②CPUの指示で、HDDの中のOS(オペレーティングシステム)がRAM(メモリ)に読み込まれる
③CPUがRAMに読み込まれたプログラムを一つ一つ実行し、OSが起動する
④CPUがグラフィックカードのビデオメモリにデータを書き込むと、displayに表示される
⑤マウスやキーボードから入力されると、CPUがそれに従った処理を行う