チャートパターン【ダブルボトムとダブルトップ】
パターンで重要視されるのは、高値と安値。
Wトップとは、相場の天井を示すチャートで、
前回の高値付近まで上がったが、跳ね返された相場です。
山のようになっていることから、Wトップといわれます。
この相場を見た時、人はどう思うか?
『あぁ前回の高値を超えられなかったから、もう上がらないな』
と思ってしまい、買いから売りにいく人が多くなってしまうのです。
よって、相場は下落してしまうことから、このパターンは、トレンドの反転のシグナルなのです。
重要なのは、ネックライン
山と山の間の谷の価格がネックラインと呼ばれ、ここのラインを下回ると、完全に相場は下落を始めます。
ここを下回れば、今までまだ上がると思っていた人も、『相場が変わったかも』と思い、下を見る人が多くなるので、下落がさらに加速して、一気に下げてしまうのです。
ネックラインを割って、Wトップが完成すると、ネックラインから山までの上昇幅と同じ値幅ほど、下げることが多いのです。
ダブルボトムは、ダブルトップの逆なだけ。
目線を考えなかったら失敗する。
Wトップの形が少し崩れて、前の高値よりも少し低い場合、ネックラインをブレイクして、それがレジスタンスとして機能していることを確認してからエントリーしても、高値を作った押しのラインが強い買い圧力となり、反発して上昇してしまうことから損切りになることがよくある。
そこで、そういった場合は、その押し目のラインをブレイクして、それがレジスタンスとして機能していることを確認してからエントリーするという選択ができる。
その場合、下目線で考える人が増え、買い支えの圧力もだいぶ弱まっているので、勝つ可能性が高い。
※ネックラインをブレイクして押しをつくり、跳ね返されたところで、エントリーをするにしても、必ず、高値を作った押し目ラインで買いの圧力があることを想定して取り引きするようにする。
※たとえキレイなWトップでも、上記のような現象が起こってくる。
ダブルボトムとトリプルボトムの違い
形だけみるのではなく、人間の心理も考えながら分析をする。
Wボトムなどでは、目線を気にする。
Wボトムの場合、直近の高値を抜けてこないと、まだ下目線で上目線とはいえなくなる。
直近の高値をブレイクすると、目線が変わったといえ、しっかりとレジスタンスを確認したあとに、エントリーすればよい。
トリプルボトムは、Wボトムで下へ挑戦したが、それに失敗し、それよりももっと高いところで、また挑戦するが、ダメだったことによる諦めによって上昇したりする。